HDDの増設による設定
家のサーバはファイルサーバとしても活用しています。
今まで1TBをsambaで共有していて、空き容量が無くなってきたのと、ミラーリングも何もしていないので、ものすごく信頼性に欠けるものとなっていました。恐ろしい。
そこで、信頼性UP+HDD容量UPを図るため、以下の品物をゲットしてきました。
- HDDケース(ミラーリング機能あり 2つHDD入る) 裸族の二世帯住宅(CRNS35EU2)
- 2TB HDD WD20EARS (2TB SATA300) 2個
合計 2.8万円くらい
4TBで、ミラーリング付きと考えると、結構安く買えたと思います。
裸族の二世帯住宅 にはeSATAケーブルが付いていて、SATA接続が可能なのですが、
生憎増設するサーバが古くてSATAには対応していません。そのためUSB接続にします。
また、裸族の二世帯住宅とHDDの組み立てまでの説明は省きます。
HDDを起動時にマウントさせる
PCに裸族の二世帯住宅を接続した状態で、
$ sudo fdisk -l ... ディスク /dev/sdb: 2000.4 GB, 2000398934016 バイト ...
といった感じに出力されるので、割り当てられたデバイスは /dev/sdb となっていることがわかります。
フォーマットするツールは何でも良いので、(私はpartedを使用しました)「GPT、ext4、パーティション分割なし」でフォーマットしました。
次に
$ sudo e2label /dev/sdb1 /hddisk4
として /dev/sdb1 を ラベル名/hddisk4 に割り当てます。
また、マウントポイントを作成しておきます。
$ sudo mkdir /mnt/hddisk4
起動時にfsckを行わないようにします。
$ sudo tune2fs -c 1024 /dev/sdb1 $ sudo tune2fs -i 0 /dev/sdb1
上記は、マウント回数1024回、あるいは前回のfsckから0日(無期限)の場合fsck行うという意味です。
そうしたら、
$ sudo vi /etc/fstab
でファイルを開き、下記を追記します。
LABEL=/hddisk4 /mnt/hddisk4 ext4 relatime 0 2
LABEL=/hddisk4 /mnt/hddisk4 ext4 defaults 0 2
ここまで出来たら、再起動して dfコマンドを叩き、マウントできているか確認します。
sambaで共有設定をする
webminを使用して設定しているので、ディレクトリ共有を参考に設定をします。
一部注意なのが、共有したフォルダの中で、フォルダを作ってしまうと作成したユーザの権限となり
フォルダ下のファイルについて変更ができなくなってしまいます。
ここでsambaの共有ディレクトリのアクセス権問題に上がっていますが、
/etc/samba/smb.conf の共有フォルダに対して
inherit permissions = yes
を記入することで、ディレクトリ作成時に上位フォルダの属性で作成されるため、解決できるようです。
2010/11/3 P.S.
- fstabのオプションをrelatimeからdefaultsに変更しました。こちらの方が転送速度が4MB程早くなりました。
- 起動時にfsckを行わないようにしました。